ChatGPTは「寄り添う」存在になりそう
話題のChatGPTを使ってみました。専門的な問いかけでも(間違いはありますが)人が話しているような返答が帰ってきて驚きました。
以前メディアアーティストの落合陽一さんに「(技術が進歩しても感情を伴うやり取りである)看取りは人間にしかできない行為では?」と質問したところ「人が近くにいることで気を遣う、煩わしいと思う時もある。犬型ロボットのAIBOの方が、疲れずにいつも懐いてくれて、気持ちが落ち着くと思う人もいるのでは?」と返されました。そうした考えもあるかもしれない。と思っていました。
ChatGPTは、自然な対話相手だと感じられ、使っていて思ったのは、「このやり取りならさみしくない」でした。感情的なやり取りはなくとも、「人と対話をしている」と脳が認識できるのはやはり「楽しい」「面白いものだ」と感情が動かされます。
今後、この対話に「依存する」人は少なからず出てくると思われます。反面「怖いよ」と打てば励ましの返事をくれる能力は、ある条件の人にとっては「生きる支え」にもなるように感じられました。単身者の看取りのときでもいつでも話し相手がいてくれる、認知症の人がおんなじことを何回も尋ねても飽きずに話を続けてくれる、今年はそんな景色になるかもしれません。