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無題

[2023.02.14]

トルコ・シリアで大きな地震が起き、死者が3万人を超えたとの報道がありました。

阪神淡路での情景がフラッシュバックします。長田区に2日目の夜から入りましたが、木造家屋の多かった地区のため目に見える範囲全部の家がつぶれ、そのがれきの下には生きている人がいるかもしれない、25年以上前の出来事ですが、怒りと不安が入り混じった気持ちがよみがえってきます。長田入りした夜も寒かったですが、病院の簡易ベッドに横たわることができ、トイレは(手で流す状況でしたが)まだ使え、食料も十分ありました。現地で懸命に捜索する救助隊がどんな景色を見ているか、被災者と関わる方の心を考えると凍える寒さがよみがえってくるようです。

同じ夜のニュースではもうすぐ1年になるウクライナとロシアの戦争を報じています。万の単位で人が亡くなり、その地続きで兵器で殺し合いをしている「意味」を考えてしまいます。人道的配慮をもって、地震救助活動期間はせめて休戦にならないものか?地球の前では、人類はそれほど愚かな存在ではないことを示せないものか?東洋の片隅で生きる医師はそんなことを考えてしまいます。

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