メニュー

高齢者在宅医療に関するガイドラインで勉強中

[2019.04.22]

高齢者の在宅診療に関しては、「臓器別」とは違った視点が求められます。様々な論文が出ていますが、ワクチンや緩和ケアなど在宅医療での論文的裏付けについてガイドラインとしてまとめられたものが出版されました。

論文の質によって、推奨度なども変わってきますが、ワクチンの推奨、高齢者の総合機能評価(CGA)については「強く推奨」となっており、今まで患者さんに勧めていた治療効果が裏付けられた印象です。

半面、摂食嚥下障害についての在宅サービスは、推奨の強さ 弱:エビデンス 低いとなっておりました。在宅予防が無効という意味ではなく、まだまだ研究途中であり、有効性が出ていない段階なのだろうと個人的に解釈しています。嚥下評価のできる支援者(訪問歯科の先生や看護師さんなど)が関わることで患者さんの栄養状態が回復することはよく経験します。

「病気」「臓器」ではなく、高齢者の在宅についてのガイドラインが出るような、求められるような時代になったのだと思えます。

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME