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慈恵柏病院に連携のご挨拶

[2019.02.12]

 慈恵医大柏病院にご挨拶に伺いました。診療所で診断がついた場合は、臓器別の先生と連携を取りますが、原因がわからない、何科に紹介したものか判断がつかない場合には、「総合診療科」をお頼りすることになります。

 総合診療科・診療部長の三浦靖彦先生は、さまざまな資格(旅客機操縦士の乗務判定ができる先生)をお持ちですが、中でも「臨床倫理」については講演依頼も多く、第一人者と言える方です。慈恵医大で医師の卒後教育研究会が開催され、そこで先生からお教えいただきました。

 「臨床倫理」も耳慣れない言葉ですが、生命科学について、答えの無い「問い」をどのように考えていくか?を教えていただきました。たとえば『もともと「人工呼吸器だけはつけないでくれ」と言っていた方が、肺炎になり、呼吸器をつけないと死んでしまう、しかし本人は装着を拒否、それでも家族は呼吸器装着を望む場合に医療者はどのように考えるか?』などといった事例を同級生たちとディスカッションしました。

 週末に医師国家試験が終わり、今年も新しい医師が誕生します。卒後しばらくは「知識」「技術」を身に付けていきますが、現場ならではの「問題」と向き合っていく。(どんな職業でもそうですが)医師は一生勉強が必要な仕事なのだと思います。

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