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コロナワクチンの秋接種は原則行いません。

[2023.07.15]

コロナワクチンの秋接種について、厚労省から「高齢者を含めたすべての世代が対象」との発表がありました。

これを受けて、秋のコロナワクチン接種については当院では行わない予定としました。かなり早い段階ですが、周知を優先として、少し丁寧に説明します。

1)対象者が大幅に増え、当院の対応能力を超えたため(春接種を終えた高齢者が秋に再び接種の対象となりました)

2)当院の一般外来や有症状者外来の対応が増えているため

5類変更以後も、有症状者外来の患者さんは減らず、電話がつながらない、外来予約もお断りせざるを得ない日が続いています。暑い時ですらこうなら、寒くなればさらに混乱が予想されます。診療所ではかかりつけ患者さんの診療や有症状者対応に集中し、コロナワクチン接種は、人手がある集団接種や病院にお願いしたいと思います。

3)必要なワクチン数を当院で決定できないため

インフルエンザなど他のワクチン接種は続け、コロナワクチンだけお断りする一番の理由がこれです。コロナワクチンでは「保健所から決められた数」に従うしかなく、いくら希望者が多くとも、こちらで接種数を決められません。このため、「かかりつけのみ」「家族は不可」などどうしても数を制限して開始せざるを得ません。開始直後には、電話対応に忙殺される、当然打てるとして来院される人とのトラブルが必ず起きています。有症状者外来ですら、(患者オーバーのため)来院をお断りすると暴言を浴びせる方もおられます。一部の方とはいえ、こうした疲弊が続いていることもご理解ください。

当院で、ワクチン接種を行うとすれば、1)毎月1回当院にかかっておられ、2)高齢で遠方の接種会場まで移動が困難かつ、ご自分やご家族も予約が取れない事情のあるかつ、当方がそれを把握している、方で、3)診療に支障がない程度(一日数人のみ)といった形となります。かかりつけでも若い方にはご自分で接種先を探していただくことになります。

来年以降、医療機関からの発注も認められるようになれば、インフルエンザのような受付方法で接種が再開できます。その際には告知を行います。

この秋は地域の皆さんからのご期待にお答えできず申し訳ありませんが、当院の現状をどうかご理解いただきたいと思います。

※後日追記 タイトルに反し、その後かかりつけ以外の方もワクチン接種を行っています。

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