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問診票から想うこと

[2023.11.01]

外国籍の方が書かれた問診票です。医学漢字である「窩」を問診票で初めて目にしました。辞書を一生懸命見て書いたとおっしゃっていました。

「心窩部」のうち、「心」や部の右側(おおざと)は不十分です。漢字でも曲線のある所はパーツとして難しいのでしょう。文字単位で覚えるひらがなが上手に書けている事と対照的です。

(書いたことはありませんが)アラビア文字を見た時の私たちもきっと同じような感覚(どこで曲げていいのか?つなげていいのか?など)になるに違いありません。

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医学を学んでみると「ヒト」という種族がいるのみで、人種や民族は「違いではない」ことに気づかされます。

我々ヒトは、他国の文化に敬意を払う。興味や関心を持ち、自分と同じ人間が生活していることを実感する。そうした立場に心を置くことができないのでしょうか?それさえできれば、学校や病院に爆弾を落とすことなんてできないのではないか?問診票の文字から、そんな想いを感じてしまいます。

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