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髪を伸ばした男の子との出会い

[2019.09.14]

髪の長い「男の子」と出会いました。

驚いた私の表情を見て、お母さまは「へアドネーション用に伸ばしてます」とのこと。

親が自分の価値観をおしつけて子供を抑圧する「毒親」などの関係性もあります。そうは見えませんでしたが聞いてみました。

「保育園や幼稚園でからかわれたりしませんか?」

「ああ、今は全くそうしたことはないんです。先生から何も言われませんね。」

「むしろ私の方が乾かすの面倒になって『早く切ろう』と言ってるくらいですけど、嫌がります。」

「髪を伸ばしてから、女子からもてるようになったみたいです」

「子供の髪の毛は貴重だそうで、300人の待ちと聞いてます」

 

お二人の表情から、病気のお子さんにご自分たちで出来ることをしたい。そうした誠実なお気持ちを感じることができました。また、自分なりに「先入観」で人を見ないように意識しているつもりでしたが、今回は、私自身の「昔の価値観」を気づくことができ、いろいろなことを教わった出来事でした。

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 患者さんのプライバシーを考慮し、実際の出来事を多少変更し記載していることがあります。

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