メニュー

十勝での経験

[2019.05.17]

今年のNHK朝ドラ「なつぞら」は大変評判がいいようですね。

私は1999年の4月から6月まで帯広市で診療をしています。酪農農家でしか発症しない病気を診るなど個人的には大変貴重な診療経験でした。

そんななか、農家さんからお聞きした話を思い出します。

夜中に熱を出した子供を診てもらうため、吹雪の中、医者のいる帯広の町まで一晩歩いてやってきたが

医師に見せる朝には子供は冷たくなっていた。昭和の初めころまで、そんな生活が当たり前だったとのこと。

草刈正雄演じる、主人公の祖父も同じようなセリフを劇中で言っていましたが、開拓1世の経験は今では想像もつかないほどです。

あらためて、「近くに医療機関がある」ことの重要性を感じます。

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME