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何科にかかればいいか?

[2022.02.05]

「患者自身が自分の症状が何科にかればいいのか?自分で分かるの?」

海外の家庭医が言っていた言葉です。確かに海外では「ゲートウエイ」のかかりつけ医がいて、その医師のフィルターを通して専門医にかかる国が一般的です。

頭が痛いので、脳外科、胸が痛いので循環器科、何科にかかるかを日本では患者さんが決めるわけですが、よく考えれば非効率なのかもしれません。

病院専門医は医師が相談する相手であり、まずは家庭医・かかりつけ医が患者さんの症状を診断・解釈したほうがいいでしょう。

初期治療に反応しない・重篤な疾患が疑われる場合に、(患者さんではなく)医師が意見を求め、「利用する」のが臓器別専門医なのでしょう。

制度は今すぐには変わらないでしょうから、今の日本に必要なのは(日本の医療制度での)「医師のかかり方」についての教育ではないか?と思います。

 

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