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「ゲーム依存」が病気に認定されました

[2019.05.26]

2年後の追記:当院ではゲーム依存の診断や治療は行っておりません。

自然言語検索からか、このページをご覧になった方からクリニックに電話で問い合わせをいただくようになりました。検索をされた方も必死なのだと思いますが、精神科としての対応・(時には入院の)治療が必要であり、当院ではこの「病気」についての診療は行っておりません。「思春期外来」等のキーワードでの検索も合わせて行ってください。

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「止めたくても止められない」行為は依存症といわれています。原因は薬物(ニコチン、アルコール)のみならず行為(ギャンブル)などもあり、その脳内の仕組みなども解明されています。

今回、世界保健機構による国際的な病気分類の改定があり、ゲーム依存が新たに「病気」と認定されました。行為の依存なので「ゲーム障害」が病名となります。

報道によれば、「〇ゲームをする時間や頻度などを自分で制御できない〇日常の関心事や日々の活動よりゲームを優先する〇日常生活に支障をきたしてもゲームを続ける。こうした状態が12カ月(重症ならより短期間)続くとゲーム障害と診断する」とあります。

この病気については、久里浜病院の樋口先生が国内の第一人者ですが、圧倒的に専門医と治療施設が少なく、重症な患者で家族や本人が困っていても治療につながっていないのが現実です。

いまやスマホなしではいられない日常生活ですが、1日1時間までと決めて「つきあう」ことがゲームにも必要なのだと思います。

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