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院長・スタッフブログ

新型ウイルスが国内流行の可能性(2020.03.26更新)

【このページのアクセスが多いので、2月の内容を更新し、20年3月26日現在の情報をもとに記載しています】

新型コロナウイルス感染症について、マスコミの報道も多く、心配な患者さんも多数おられると思います。現段階では、確定診断を付ける方法が一般医には提供されていません。このため、ご来院いただいても、インフルエンザの迅速検査のような「確定検査」が行えないため、医師はいろいろな考えに基づいて判断をすることとなります。(臨床推論と言います)

現段階で、感冒症状の方を診察する際の院長の考え方を明記します。呼吸器専門医として比較的感染症のトレーニングを受け、それに基づいた診療を行ってきており、その方法を踏襲します。ご心配な方は、受診の参考にしてください。

37.5度以上の発熱が4日以上続く、呼吸苦などの自覚症状がある方は、保健所の相談センターにご相談ください。そのうえで一般医療機関への受診を勧められた場合にご来院をお願いします。

〇海外からの帰国者であるか、またはその濃厚接触の可能性について、もしくは、気密性の高い環境で、不特定多数の方と接触する仕事か否かを聞き取ります。(感染リスクの査定)

〇高齢者や癌治療中、ステロイド内服中など、免疫力が落ちているかどうかを判断します。肺炎ワクチンを打っているか否かも聞き取ります。(宿主側抵抗力の査定)

〇通常のウイルス感冒に比べ、「長期に倦怠感が続く」特徴があることが分かってきました。発症からの症状やその期間を聞き取ります。

〇発熱や咳嗽のある方には、当日中に結果の出る検査(胸部レントゲン写真、採血迅速検査)を活用し、細菌感染とウイルス感染を鑑別します。(細菌性感染には抗生物質を処方します)

〇(新型か否かは確定できませんが)ウイルス感染が疑われた場合は、麻黄湯・葛根湯といった体温を上げ免疫力を高める処方をお勧めします。症状があるうちは、他人との接触を避けた、自宅安静をお勧めします(インフルエンザと同様の対応)

〇上記のような対応にもかかわらず、改善が見られない、病状が進行する場合、検査データを踏まえて、発熱外来に電話相談をするようにお勧めします。受診される場合は、動線を分けたうえで、該当医療機関・保健所に紹介します。

首都圏で移動制限がかかり、近いうちに個人の行動も法的根拠をもって制限されるフェーズに移行すると思われます。重症化比率も当初より多く、ほとんど無症状と言われていた若年者でも重症化する症例が報告されています。

地域医療機関ですので、かかりつけの高齢者、低免疫状態の患者さんも多く来院されます。幸い当院は窓の開く十分広い内廊下があるため、開放状態で換気を十分行い、マイクロ飛沫の停留を抑えながら待つ・診療を行うように準備をしています。受診される方も、マスクの準備と、咳エチケットやうがい手洗いを十分行い、距離を取っての待合にご協力をお願いします。診療終了後も、発熱などの症状があるうちは無理をして仕事に出ないことを徹底していただき、必要であれば診断書も発行します。

また、65歳以上の高齢者の方には、今の段階で「肺炎球菌ワクチン」を自費で受けることは意味があると考えます。新型コロナウイルスに有効なワクチンが開発されるまでにはまだまだ時間がかかります。ウイルスに対して直接予防効果が無くとも、高齢者や免疫抑制状態の方は、少しでも「リスクを減らす」ことが必要であると考えます。

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お知らせの内容を更新し転記しています。

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