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コロナ下では高齢者こそインフルワクチンを

[2020.11.21]

一日の感染者数が過去最高を更新する日が続いています。GOTOトラベル、GOTOイートでの悪化ともいわれていますが、外来で飲食系の仕事をされている方のお話を聞くにつけ、感染防止と経済を回す動きの難しさを実感します。

ただ、春ごろのように、「どの程度で感染するか全くわからない」状況ではありません。マスクを外しての近距離での会話、飛沫をあびない工夫で充分防止できることが分かっています。

むしろ、高齢での患者数が増えていることが気がかりです。病院診療が回らなくなると、手術が遅れ、検査などの体制も取れなくなってしまいます。地域医療を守るためにも、予防できるインフルエンザワクチンなどは高齢者の方が積極的に受けていただきたいと思います。

11月下旬から12月上旬にかけて、一般枠でのインフルワクチン接種を再開します。発熱患者さんが増えることもあり、また、供給もほぼ終息に向かうことから、今年度の当院でのインフルワクチンは(おそらく)今回で最後となる予定です。未接種の高齢者の方は、ぜひ日中に来ていただき、地域を守るためにもワクチン接種をお願いします。

これから本格的な冬を迎えます、クリニックでも紫外線型空気清浄機をフル稼働させ、また、ドアを開け換気を十分意識しながら、診療に当たっていきます。

 

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