顔を見る重要性
[2021.10.05]
ワクチン接種が進み、マスクを外す診療にも比較的抵抗がなくなってきました。
医師が町中を歩く人を見ただけである病気の診断をつけるといったバラエティー番組を見たことはないでしょうか?決して大げさではなく、顔(特にあごの形)を一目見ただけでわかる病気もあります。
「睡眠時無呼吸症」がその病名です。肥満体形の方に多い病気ですが、やせていても、顔の大きさに比べて、顎が小さく、口を開けると気道が狭い方にはこの病気の可能性があります。
睡眠時無呼吸症は「診断がついていない病気」の代表ともいわれています。
慢性的な頭痛、朝に血圧が高い、昼間の強い眠気といった症状が多く、一晩簡単な機械をつけて寝てもらうことで、確定診断になります。(保険が使えます。当院で貸し出しを行っています。)
日本呼吸器学会 睡眠時無呼吸症
https://www.jrs.or.jp/modules/citizen/index.php?content_id=42