行方不明認知症患者さんの「死亡率」
[2019.06.21]
認知症で行方不明になった方を統計的にまとめた新聞記事が出ていました。
17000人が行方不明になり、そのうちのほとんどが見つかったとのことですが、死亡発見も508名との内容でした。
認知症は老化と同一と考えがちですが、「病気」と考えれば、死亡率3%(508/17000)となります。徘徊・行方不明になるような認知症のかたはそれなりに「体力があり、元気」な体のはずです。
例えばはしか(麻疹)は致死率0.1%の病気です。感染症で亡くなることは現代は珍しくなってきましたが、体力もあり徘徊するような元気な体でも、早く見つけられなければやはり死ぬこともある、3%の死亡率は決して低い数字ではないと感じた記事でした。