薬が同じでも医療保険が使えたり使えなかったりの話 その1
[2026.02.26]
「◎」という薬があります。糖尿病の薬として開発されましたが、(いままでの薬では効果がなかった)腎臓の血圧を下げる効果も確認され、あらたに腎臓病の悪化を防ぐ薬としても認められるようになりました。糖尿病のみならず、腎臓が専門の先生方もこの薬の効果と(いままで糖尿病で長く使われていたため)重篤な副作用が無いことなどから、◎は腎不全の進行を予防し、透析導入を遅らせる可能性がある薬として、腎障害には積極的に使うように推奨されるようになりました。
一方「〇」は「◎」のジェネリック薬として認可されました。ジェネリック医薬品ですが、◎と〇は主成分は同じです。同成分の薬なのですが、〇には、腎障害の適応が認められていません。
薬の値段は、当然〇の方が安く、◎の三分の一です。患者さんの自己負担もそれだけ減ることになります。
