1万円のワクチン、お金払って打ちますか?
[2019.12.19]
中年期の男性に向けて、風疹の抗体価を測る無料のクーポンが配布されています。体に風疹の抵抗力があれば(抗体価が高い)、ワクチンの追加接種は不要となりますが、抵抗力がなければ(抗体価が低い)、風疹ウイルスを媒介することになってしまいます。先天性風疹症候群の発症を防ぐため、ワクチン接種が義務化されていない時代に子供だった(すでに中年の)男性にもクーポンが送られてくるのは、この媒介者になることを防ぐためです。
そして、低抗体価であれば、無料で追加接種のワクチンが受けられます。風疹のみのワクチンはすでに製造していないため、風疹・麻疹ワクチン(MRワクチン)が使われます
働き盛りの男性がわざわざ時間を作って、しかも、当院の空いている時間(大部分は土曜の午前)に待ち時間を使って、針を刺され、2週間後に結果を聞きに来る。受けに来ていただけるだけでもありがたいと思っています。
そんな中、低抗体価にもかかわらず、無料ワクチンの対象から外れてしまう数字が返ってきました。
https://www.nhk.or.jp/d-navi/stopfushin/news/20190517oyaji/