メニュー

感覚スケールを広げてくれる「時・空計算尺Gulliver」

[2024.05.01]

人間の感覚には限界があります。犬吠埼で太平洋を見ても直感的にはやはり平面にしか感じられません。その感覚を補うのが知識ですが、太陽までの距離など文字通り天文学的な数字はやはりピンときません。

ある本で、立花隆さんが東大生への講義のなかで、この計算尺を紹介された記述がありました。

真ん中の数字は10の累乗数となっていて特殊な表現ですが、これゆえ単位がメートルで統一でき、宇宙から原子まで表現されています。副尺で人のスケールと比較でき、副尺で身近なものが仮にこの大きさなら、地球は?細菌は?と動かすことで、いろいろ考えることができるように作られています。自分の手を動かして感覚的に知識を得る(スマホではできない)まさに理科教材!!です。

本では100年以上前にこうした視点で物事を見る癖をつけろ と言われていたそうで、その製品が今は(経済的合理性からか)売られていないのが残念でなりません。写真を見てちょっと感動を覚えたので、ご紹介します。

 

 

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME