メニュー

妊婦さんと赤ちゃんのインフルエンザワクチン(その2)

[2020.10.24]

前回の続きです。

インフルエンザワクチンは年齢によって接種量が変わります。以前は大変細かく分かれ、過小、過多接種の「事故」も多く発生していました。現場の声を受けたためなのか、2011年から量の基準が変わり、6か月未満は接種「推奨せず」3歳未満までが0.25ML、3歳以上が0.5MLの基準になり、現在まで続いています。


3歳未満のお子さんが来院された場合、一人だけの接種となると、0.25ML「余ってしまう」ことになります。成人量の半分なので3歳以上で使おうにも余ってしまい、貴重なワクチンを「破棄」せざるを得ません。

今回も、0.25MLのワクチンが余った状態で受付時間が終了しようとしていました。お母さんは妊娠中のため、当院でのワクチンは接種できませんでした。しかし、2歳弱のお子さんは受付をしていません。聞けば、本当はインフルエンザワクチンも受けたいのだが、2週間以内に(インフルエンザ以外の)定期ワクチン接種予約をしているので、今日は打ってはいけないのだろう。と仰っていました。そこで、10月から「接種間隔のルールが変わった」事をお伝えし、無事、お子さんはワクチンを打つことができました。当院でも貴重なワクチンの破棄を防ぐことができました。

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME