体では長期的な抵抗力が維持できないとの論文
[2020.06.22]
県をまたいだ移動自粛要請も解除され、徐々に日常生活が戻っているようです。
新型コロナウイルスの「ワクチン」が待たれます。病原体に対して体が抵抗力を持つようになっていますが、たいていの病原体では幼いころに一度感染するとその抵抗力は生涯続くことが分かっています。そのため、ワクチンはたいてい1回、効果が薄い場合などには2回目、3回目を打って、生涯抵抗力が落ちないように工夫されています。
しかし、最新の論文によれば、このコロナウイルスは抵抗力が一度ついても数か月後にはその効力が消えてしまうようだ。との発表がなされています。一度かかれば、短くても数年はかからないと期待していたのですが、この説が正しいとすると、このウイルスに対する、ワクチンの考え方や作り方も大きく変わることになりそうです。
もともと、人の免疫をかなり混乱させるウイルスでしたが、人類は「共存」していく覚悟が求められているのかもしれません。