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ワクチンの受付中止についてのお詫び

[2021.08.18]

予告していた日数の途中で、予約中止となったことをお詫びいたします。ここまで「殺到」する事態は予測できませんでした。

(お越しになった方はお分かりでしょうが)ケガや感染拡大につながるような行動が出てしまい、これを当院の人員で制御することは不可能でした。このため、予約自体の中止を決断せざるを得ませんでした。

混乱のもとは「来院でしか予約が取れない」事です。当院は地域でも高齢の方が多く来院されるため、オンライン予約システムは使える方が少なく必要性にあいません。当院でしかできない医療であれば、システム構築まで行いますが、ワクチンは当院以外でも行っています。このため、来院せずとも予約ができる集団接種や他の機関に任せることとしました。

診療所で一日50人を接種しているところは少ないと思います。

供給が限られた中、3週で2回接種する複雑なワクチンをいかに無駄にしないか、綿密な計画を立てて、一本も無駄にしないように予定を組んでから接種本数を発表をしています。

当院で接種を受けた方はお分かりでしょうが、診療終了直後から、職員全員が休憩を取らずに直ちにワクチン接種の準備にはいり、そのままキャンセル待ちの方も含めてすべての接種を終えます。これは、場所があるからできることではなく、全員が地域の医療機関としての役目をきちんと果たすために、各自が努力をしているからこそ接種できる数です。保健所などからも当クリニックを指名で頼るように言われた方もおられました。頑張っている職員にお褒めの言葉をいただいたことも多々あり励みとしてまいりました。

幸い、国が当初示した「高齢者の優先接種」については、接種の立ち上がりも早く、当院が地域の皆様にお役に立てた部分も多かったと自負しています。

供給予定数を確認しての予約受付のため、今回のワクチン分は他に回り、破棄にはなりません。

多人数を一度に予約するといった方法では、当院は役目を終えますが、引き続き発熱外来対応や、往診・検診・ワクチン接種と言った日常医療を通じ、地域に貢献していきたいと思います。

 

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